大切な顧客の情報、どのように管理していますか ?
顧客管理といっても、基本情報(住所・会社名・役職・名前など)を記録し、まとめておいて管理するということではなく、マーケティングや営業活動に顧客管理を活用することが大切です。
顧客からの情報をどう活かすか ?
それぞれの業種により、顧客情報を活かす方法も様々になります。
「 住宅建設・リフォーム業 」 と 「 エステサロン 」で実際に顧客管理を活用して頂いているお客様の実例をご紹介します。
住宅建設・リフォーム業
来店・またはお問い合わせを頂いたお客様(受注に至らなかったお客様もすべて含む)を対象。
アンケート内容 ( 住所・名前・年齢・ご家族の人数・ご家族の年齢・築年数・持ち家か貸家か・家のお悩み箇所・今後どういう暮らしがご希望か・予算・施工希望時期・当社を選んだ理由 )
記入していただいた情報をもとに、会話の中からより具体的な情報を引き出し記録します。
この一連の行動履歴が、見込み客のニーズを把握することに繋がります。
これらの情報より、嗜好や具体的なニーズを把握して、ニーズと購買段階に合わせた有効で適切な情報提供を続けていきます。
例えば、セミナー・展示会のご案内、商談の中で興味を持たれていた資料の送付等です。
- 顧客の基本情報
- 対応履歴
- 後の提案等の予定など顧客の基本情報管理
- 一括メール送信やDMなどの宛名ラベル・ハガキへの宛名印刷・送り状の印刷
以上の点を踏まえてみると、住宅建設・リフォーム業は、連絡先の活用が有効な業種といえます。
エステサロン
来店・またはキャンペーンやお試し企画などからの来店されたお客様を対象。
アンケート内容 ( 住所・名前・年齢・お悩み箇所・今後どうなりたいかなどのご希望・ご予算・なぜ当店を選んでくれたのか )
エステサロンは、お客様に沿った接客ができるかが今後リピーターとして来店してくださるかの決めてといっても過言ではないでしょう。
お客様から施術中にお聞きした情報については、当日中にしっかりと入力します。
また、他のスタッフとの情報共有が確実にできているかも重要です。
これができることでお客様の満足度があがり、リピートや紹介来店につながっています。
お客様のお悩みを解決できる、有効な情報のご案内を適切な間隔で続けていくことも成果がでています。
- 顧客の基本情報
- 接客・行動履歴
- 今後の顧客の希望に沿った提案予定などの情報管理
- 一括メール送信やDMなどの宛名ラベル・ハガキへの宛名印刷
以上の点を踏まえてみると、エステサロンは顧客との接客時に得た情報をいかにスタッフ同士が共有でき、今後適切なアプローチをするために顧客管理を活用することが有効な業種といえます。
顧客管理の情報を今後の経営に役立てる !
顧客管理によって蓄積された情報をしっかりと分析することにより、今後の営業活動を効率的に改善することもできるようになります。
また、見込み客に有益な情報をタイムリーにお届け出来ることで、購買意欲または来店意欲が高まり、成約率や売上額のアップに繋がります。
売上が増えることに注視することはもちろんですが、失注した案件に関しても原因を分析してサービスの改善につなげましょう。
顧客管理システムは充分に使いやすいものを !
顧客の購買履歴はもちろん、どのような商品、サービスに反応があったのか。
購買に繋がった情報はもちろん、繋がらなかった案件も今後に活かす大切な情報となることはおわかりいただけたかと思います。
そのためには、顧客の購買履歴、マーケティング活動の反応、サポート状況、訪問時の状況まで様々な情報を即時に記録することが重要です。
顧客管理システムは機能ももちろん大切ですが、操作が簡単にできること、誰でも使用できること、いつでも使用できることなど …
「使いやすさ」 を重視して選ぶことが大切になります
導入した顧客管理システムに、実際に使わない機能が導入されていたり、使い勝手が悪かったりとの理由で全く活用していないというご相談をよく受けます。
大切なことは、導入した顧客管理システムを大切な顧客の満足度のため、会社のマーケティング活動のため、営業活動のために活用することです。
いただいた情報をきちんと活かすことです。
顧客管理システム導入時に大切なこと
- 目的を明確にし、必要な機能をしっかりと選定
- 直感的に操作ができるかどうかも大事なポイント
- 顧客満足のために活かせることができるシステムであること
- 社員・スタッフ皆が活用できること
事業の拡大を考えている企業・店舗では、規模の大小に関わらず、顧客管理の導入は不可欠です。
安易に使用できる顧客管理サービスの導入だけを選択肢に入れるのではなく、必要な機能が活用でき、貴社の環境に沿った形での導入をおすすめいたします。