中小企業のWebリニューアル|失敗しない進め方と費用目安も解説

「今のホームページが古くなってきた」「問い合わせがまったく来ない」「スマホ対応ができていない」

そのようなお悩みからWebリニューアルを検討する中小企業様は多くいらっしゃいます。

ただし、リニューアルには時間もコストもかかるため、「せっかくリニューアルしたのに成果が出なかった」という失敗を避けたいのが本音です。

この記事では、Web制作の現場から見た「失敗しないためのWebリニューアルの進め方」をご紹介します。

これからリニューアルを考えている方はもちろん、「何から始めればいいのか分からない…」という方も、ぜひ参考にしてみてください。

よくあるWebリニューアルの失敗例

Webリニューアルの失敗例のイメージ

デザインは新しくなったが、成果につながらない

ボタンがわかりにくい、情報が埋もれてしまうなど、ユーザー目線が欠けてしまい、結局離脱されやすいサイトになってしまった例です。

見た目の刷新だけでは成果には直結しません。デザインはあくまで「伝えるための手段」

目的・導線とセットで考えることが重要です。

運用・更新しづらくなった

CMSを導入したものの、操作が複雑でマニュアルも整備されておらず、社内で更新ができずに放置されてしまうケースもあります。

操作しやすい設計や、納品後のサポート体制のある制作会社を選ぶことが大切です。

目的が曖昧なまま進めてしまった

「古いからとりあえず作り直したい」などの動機では、目標が定まらず、リニューアルの効果が不明瞭になります。

リニューアルをする目的を明確化しましょう。

スマホ表示・表示速度への配慮が不足していた

見た目は良くても、スマホでの操作がしづらい、画像が重すぎて読み込みが遅いといったユーザー体験(UX)の軽視は、SEO評価や離脱率に悪影響を与えます。

スマホ最適化(モバイルファースト)やサイトスピードの確認は必須です。

Google検索での流入が激減した(SEOの引き継ぎミス)

リニューアル時にURL構造の変更やtitleタグのリセットなど、SEOの引き継ぎを適切に行わなかったことで、検索順位が大きく下がるトラブルもあります。

SEOの知見がある制作会社を選ぶことで、トラブルを未然に防げます。

リニューアル前に整理しておきたい3つのこと

Webリニューアル前に目的やターゲットを整理しているイメージ

Webリニューアルを成功させるためには、制作を依頼する前の準備が成功の鍵を握ります。

特に以下の3点は、必ず明確にしておきたい項目です。

目的の明確化

「なぜリニューアルするのか?」を明確にしましょう。

  1. 問い合わせ数を増やしたいのか
  2. ブランドの信頼感を高めたいのか
  3. 採用強化を狙っているのか

目的によって、設計もデザインも大きく変わります。

ターゲット像の再定義

「誰に何を届けたいか」を再確認しましょう。

自社のサービスが求められている層は、以前と変わっているかもしれません。

現状の課題洗い出し

  1. アクセス解析(例:Google Analytics)などの分析データ
  2. お問い合わせ数の推移
  3. 社内からの声

これらを改善点を整理しておくと、より精度の高い設計が可能です。

リニューアル成功までの進行ステップ

一般的なWebリニューアルの進行フローです。

1. 事前準備

  • 目的・ターゲット・課題を整理
  • 参考サイトの収集や希望イメージの共有

2.ワイヤーフレーム・構成案の作成

  • サイトマップ、導線設計、見出し設計など
  • コンテンツ整理など、情報の「優先度」を可視化

3. デザイン・実装フェーズ

  • トーン&マナーの確認、コンテンツの入稿
  • コーディング・レスポンシブ対応など技術的作業
  • ブランドや目的に沿ったビジュアルと技術的実装

4. 公開前テスト

  • 表示崩れ、リンク切れ、誤字脱字のチェック
  • テスト環境を活用し、社内確認を実施

5. 公開&運用フェーズ

  • 公開後もアクセス解析を見ながら改善を継続
  • 更新マニュアル提供、アクセス解析の設定など

制作会社を選ぶときに、大切にしたい3つの視点

信頼できるWeb制作会社を選定するための相談イメージ

Web制作会社に依頼する際は、ただ「作るだけ」の相手ではなく、目的達成のために伴走してくれるパートナーかどうかをぜひ確認してください。

  1. 単にデザインだけでなく、目的整理から一緒に考えてくれるか
  2. 専門用語ではなく、わかりやすい言葉で説明してくれるか
  3. 保守・運用、アクセス解析など、公開後までを見据えて提案してくれるか?

また、リニューアルの費用は「投資」として考えることも大切です。

しっかりと成果につながれば、費用以上のリターンが期待できます。

ご自身で判断が難しい場合は、まずは制作会社に相談してみるのも一つの手です。

ホームページリニューアル費用の目安

Webリニューアルの費用は、「どこまでを依頼するか」「何ページ構成か」によって大きく異なります。

以下に、中小企業向けのwebサイト制作費の一般的な目安をご紹介します。

サイト規模 主な内容 費用の目安(税込)
小規模(3〜5P) トップ+サービス紹介+問い合わせフォームなど 40万円〜80万円
中規模(6〜10P) 複数サービス/採用ページ/ブログ機能など 80万円〜150万円
大規模(10P以上) 多言語・EC・CMS機能強化など 120万円〜

「安価なサービス」との違い

最近では、数万円〜20万円程度で制作できるテンプレート型サービスも多く存在します。

こうしたサービスは、「とりあえず会社情報を掲載したい」という目的には適していますが、集客やブランディング、採用強化など成果を出すことを目的としたリニューアルには向いていないケースもあります。

KOKOROMIのWebリニューアルが選ばれる理由

KOKOROMIでは、ただの見た目の刷新ではなく、「問い合わせ数アップ」「採用強化」「SEO改善」など、目的に合わせた設計と改善提案を行っています。

  1. SEO設計・デザイン構築・実装開発まで、すべて社内で完結
  2. ヒアリングから公開後の運用サポートまで、ワンストップで対応
  3. ご予算に応じて、段階的なスモールスタートの提案も可能

ご予算に応じて、優先度の高い施策から段階的に進めていくことも可能です。

私たちは大規模な制作会社ではありませんが、少数精鋭の専門スタッフが揃う体制で、中小企業様一社一社に丁寧に向き合い、確かな成果と信頼を積み重ねてきました。

また、経済産業省認定の「情報処理支援機関(スマートSMEサポーター)」にも登録されており、安心してご相談いただける体制を整えています。

課題や目的の整理からでも大丈夫です。

「少し聞いてみたい」「何から始めたらいいのか…」とお悩みの方も、ぜひ一度お話をお聞かせください。

ご相談・お見積りは無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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この記事は、静岡県浜松市と東京都新宿区でホームページ制作・Webマーケティング事業を行う株式会社KOKOROMIのスタッフが書いています。ホームページ制作やWebマーケティングに役立つ情報の他、日々の暮らしに関わる様々な情報をお届けしています。

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