「働き方改革」の中で、注目されているのが女性の働く環境整備。
子育て・介護などと仕事の両立が難しく、退職せざるを得ないという状況が多く見受けられます。
働き方改革に取り組んでいる企業は、規模が大きいほど多く、企業規模が小さいからということで、取り組み自体をしていないという調査結果も出ています。
女性の離職理由別離職者数の構成比の推移
平成25年から平成29年の厚生労働省「雇用動向調査」のデータによると、全体の離職者の中から約6%の離職理由が「結婚」「出産」「介護」ということがわかります。「6%」とだけの数字を見ると、少なく感じるかもしれませんが、毎年平均約370万人の離職者のうち、6%というと22万人強の方が毎年ライフステージの変化で離職されていることになります。
本当は仕事を続けたかった …
職場環境を考えて、育児または介護と仕事の両立に不安を感じたという理由から「離職」という選択をした女性でも、実際は働きたかったというデータが出ています。
また、会社側としても自社でキャリアを積んでくれた社員の損失は大きいものです。
仕事を続けられる環境づくりについて考えてみる
「 大企業ならともかく、小さい会社ではなかなか難しいよ 」
そう思われる気持ちも充分にわかります。
しかし、小さい会社だからこそ、できることもあるのではと私は考えます。
業務の効率化
- 非効率な業務プロセスの見直し
- 適切なITツールの導入
- 働く方々のニーズの多様化に合わせた対処
業務の効率を見直すことで、生産性向上が見込めます。また、長時間労働の是正にもつながり、時短での勤務が可能になるのではないでしょうか。
「適切」なITツールを導入すること
ITツールの導入については、「適切であること」が大切なキーワードになります。
単に大きなシステムを導入すればいいのではなく、活用できるシステム導入のためには、会社の規模・業務内容に合わせたシステムを導入することが大切です。
実際に導入する際には様々な検証が必要ですが、業務の効率化を図り、リモートワークも可能にするためのITツールの活用は大変有効です。
リモートワークは敷居が高い ?
リモートワーク、テレワークというと敷居が高いように感じるかもしれませんが、様々なオンラインストレージサービスを利用しながら規模に沿った形で始めていくことができます。
人数の少ない会社だからできないということは全くありません。
小さい会社でも、様々なサービスを利用すること、適切なITツールを導入することで、出産・育児・介護などで仕事を続けられるかの選択に、「離職」という選択肢以外が出てくるのではないでしょうか。
優秀な女性社員の離職を防ぐためにも、柔軟な働き方について一度考えてみませんか ?
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