リスティング広告がうまくいかない…よくある原因と改善のヒント5選

「広告費をかけてGoogleに掲載したのに、問い合わせが増えない」

「クリックはされている。でも資料請求や予約にはつながらない」

特に最近は競合も多く、単に出稿しただけでは思うような結果に結びつかないケースも増えています。

リスティング広告をしても集客できないのはなぜ?

リスティング広告で効果が出ないのはなぜ?

広告運用は、回せば成果が出るというほど単純ではありません。

すでにリスティング広告に取り組んでいる企業様ほど、「何が悪いのか分からない」という状態になりがちです。

集客できない原因1.CVにつながらないサイト設計

広告経由で訪れたユーザーが最初に触れるのは、ランディングページ(LP)やWebサイトです。

ただ、受け皿となるサイトの設計次第では、広告で集めたユーザーの行動につながらないこともあります。

  • スマートフォンで見たときに操作しづらい
  • お問い合わせフォームが使いにくい
  • 「で、何ができるの?」と訴求が伝わらない
  • デザインが古くて信頼感に欠ける

少しの工夫で改善できる部分が残ったままだと、せっかくの広告効果が十分に活かされないこともあります。

私たちの経験上、広告の改善だけでなく「LPをどう作るか」が成果の鍵になるケースが非常に多いです。

集客できない原因2.検索意図とズレた広告設計

キーワードの選び方や広告文が、ユーザーの目的からズレているケースもあります。

例えば、「○○ 比較」で検索するユーザーは、いくつかの候補を検討中の段階です。

そこに「今すぐ申し込み!」という広告が出てくると、押しつけがましく感じられて離脱に繋がる可能性が高くなります。

その一方で、「○○ 購入」や「○○ おすすめ」などは今すぐ行動したい層です。

こうしたユーザーには、スピード感のある提案や、選ぶ理由を明確に伝える必要があります。

広告文と遷移先LPの内容が、ユーザーの検索意図に合っていない場合、「思っていた情報と違う」と感じてすぐに離脱されてしまうことがあります。

その結果、クリックはされても成果につながらず、広告の費用対効果が下がってしまいます。

集客できない原因3.CV導線の弱さ

広告をクリックしてから、コンバージョンに至るまでの流れがスムーズでないと、途中で離脱されてしまいます。

  • 問い合わせボタンの場所が分かりづらい
  • CTAが弱く、「今すぐ問い合わせたくなる」理由がない
  • 会社概要や対応実績、事例紹介など、信頼感を得るための情報が不足している

業種、サービスによっては実績や事例といったコンテンツは、CVを後押しする最後のひと押しとして非常に重要です。

CMSで実績や対応事例を更新できるようにしておくと、広告からの流入ユーザーに対して常に最新の信頼材料を提示することができ、CV率の向上にもつながります。

実例紹介 : 実績・事例を追加し、CV率が約3倍に改善。成約率は8割超え

弊社でご支援した企業様の事例では、当初は実績や事例の掲載がないLPを使用していたため、広告からの流入はあるものの、CV率は1%前後にとどまっていました。

そこで、CMSを導入し、対応事例や実績を継続的に更新できる構成へ改善したところ …

  • CV率は平均3%に上昇(約3倍の改善)
  • さらに、そのCVからの成約率は8割以上と非常に高い水準に

特別なキャンペーンや複雑な仕掛けではなく、信頼感を補う情報を丁寧に設けたことが主な改善要因です。

【補足】CV率3%は“成果が出ている”目安か?

業種や商材によって基準は異なりますが、特にBtoBや高単価サービスのLPでは、CV率1〜2%でも十分優秀とされるケースが多くあります。

その中で、3%を安定して出している状態は「勝ちパターンが見えている状態」と言っても差し支えありません。

さらに成約率8割という結果は、質の高いCVが取れている証拠でもあります。

「成果につながるLP」に必要なのは、必ずしも派手なデザインや最新の技術ではなく、ユーザーが安心して行動できる信頼の積み重ねです。

広告だけで成果が出ないときは、「仕組み」として見直す視点を

「広告は回した。LPも用意した。それでも成果が出ない。」

このようなときは、個別施策ではなく全体設計のズレを疑うべきです。

広告とLPは、「売れる導線」という仕組みの一部にすぎません。

成果が出ている企業に共通しているのは、以下のような全体像を設計している点です。

  • 誰に向けたサービスか(ペルソナ設計)
  • 何を一番伝えたいのか(訴求軸・強みの整理)
  • どうやって伝えるか(広告×LPの整合性)
  • どこで離脱しているのか(改善のための計測と分析)

このような構造的なアプローチがないまま、広告だけを続けても、集客は安定しません。

リスティング広告の勝ちパターンとは?

リスティング広告の勝ちパターンとは?

成果が出る企業には共通するポイントがあります。

私たちの支援実績から導き出した勝ちパターンを、以下に整理してみました。

リスティング広告の勝ちパターン5選

  1. 検索意図ベースのキーワード設計と広告文
  2. LPのファーストビューで価値を伝える
  3. フォームやCTAの改善
  4. 広告とLPの連動
  5. PDCAを回す仕組み
1.検索意図ベースのキーワード設計と広告文

ユーザーが検索する背景や状況を想定し、適切なキーワードを選定・広告文を設計することが成果の第一歩です。

例えば、情報収集段階のユーザーに強い訴求を行っても、行動にはつながりにくい傾向があります。

一方で、意思決定フェーズのユーザーに対しては、スピード感や具体的なメリットを提示する方が効果的です。

検索キーワードの意図に応じた訴求設計が、無駄なクリックを減らし、成果につながる母数を確保するための鍵となります。

2.LPのファーストビューで価値を伝える

LPに訪れたユーザーは、ページを開いて数秒以内に「自分にとって必要な情報かどうか」を判断しています。

そのため、ファーストビューでは「誰に向けたサービスか」「どんな価値があるか」「どう行動すればよいか」が直感的に伝わる構成が求められます。

最初の印象で納得感を持ってもらえるかどうかが、その後のスクロール率やCV率にも大きく影響します。

3.フォームやCTAの設計を最適化する

フォームの使いづらさや、CTA(行動喚起)の弱さは、CVの機会損失につながる大きな要因です。

入力項目が多い、スマートフォンで操作しづらい、送信後の流れが分かりにくい、といった課題はユーザーの心理的なハードルを高めてしまいます。

CTAの文言を「無料相談してみる」「まずは資料を見る」など具体的にすることで、行動に対する不安を和らげ、コンバージョン率の改善が期待できます。

4.広告とLPの一貫性を保つ

広告で伝えている内容と、LPで展開される情報にズレがあると、ユーザーは違和感を覚え離脱してしまう傾向があります。

「広告→LP」の導線において、キーワード・広告文・見出し・本文の整合性が取れているかを見直すことで、離脱率を下げ、CV率を安定させやすくなります。

特にファーストビューに広告の訴求と整合するメッセージを設置するだけでも、ユーザーの安心感は大きく変わります。

5.継続的に改善できる仕組みを整える

広告成果を安定して高めるためには、LPや広告の出しっぱなしを避け、継続的な改善サイクルを回せる体制を整えることが重要です。

CMSで実績や事例を定期的に更新できるようにする、ヒートマップやCV計測を導入する、A/Bテストを活用するなど、改善の土台を持つことで広告効果も着実に向上します。

リスティング広告は短期的な施策ではなく、中長期で成果を高めていく視点を持つことが、リスティング広告における勝ちパターンにつながります。

改善のヒントを見つけるために、現状を見直してみませんか?

リスティング広告改善のヒント

広告を出稿したり、LPを作り直したりと、すでにさまざまな施策に取り組まれてきた方ほど、「もうやれることはやったのでは」と感じることがあるかもしれません。

でも、実際にはほんの少しの見直しや改善の積み重ねで、広告効果が大きく変わることも少なくありません。

私たちも、そうしたあと一歩を一緒に整理し、成果につながる形に整えるお手伝いをしてきました。

まずは今の広告やLPの内容、導線の状況などを一緒に確認してみませんか?

ご相談は無料で承っております。

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無料相談では、現在の課題を一緒に整理し、「なぜ成果が出にくいのか」「どう改善できるか」をわかりやすくご説明いたします。

そのうえで、目的に合った改善の方向性をご案内いたします。

ぜひお気軽にご連絡ください。

この記事は、静岡県浜松市と東京都新宿区でホームページ制作・Webマーケティング事業を行う株式会社KOKOROMIのスタッフが書いています。ホームページ制作やWebマーケティングに役立つ情報の他、日々の暮らしに関わる様々な情報をお届けしています。

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