ECサイト制作に活用できる補助金が 「IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠」になります。
IT導入補助金2023年 デジタル化基盤導入枠のスケジュールと、2022年からの変更点などの最新情報をまとめています。
2023年のIT導入補助金を活用したECサイト制作をご検討の方は、是非参考になさってください。
目次
IT導入2023 デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型) 申請スケジュール
IT導入補助金2023における交付申請最終締め切りとなる17次締切分まで公表されました。
※ 2024年2月中旬頃から申請受付を開始する予定のIT導入補助金2024の制度概要については、正式な公表後に更新いたします。
申請回 | 申請締切日 | 交付決定日 |
---|---|---|
[終了]11次締切分 | 2023年10月30日(月)17:00(予定) | 2023年12月4日(月)(予定) |
[終了]12次締切分 | 2023年11月13日(月)17:00(予定) | 2023年12月18日(月)(予定) |
[終了]13次締切分 | 2023年11月27日(月)17:00(予定) | 2024年 1月9日(火)(予定) |
[終了]14次締切分 | 2023年12月11日(月)17:00(予定) | 2024年 1月22日(月)(予定) |
[終了]15次締切分 | 2023年12月25日(月)17:00(予定) | 2024年 1月29日(月)(予定) |
[終了]16次締切分 | 2024年 1月15日(月)17:00(予定) | 2024年 2月19日(月)(予定) |
17次締切分 | 2024年 1月29日(月)17:00(予定) | 2024年 3月 8日(金)(予定) |
「17:00まで」と記載している各種申請・提出については、締切日当日の17:00をもって申請マイページあるいはIT事業者ポータルから事務局への申請・提出等が行えなくなります。
締切時間を超えた場合は、いかなる理由であっても受付対応は一切してくれません。
締切の直前は申請マイページ及びIT事業者ポータルへのアクセスが集中するため、各種画面の遷移、SMS認証等に伴う接続時間が通常よりも長くかかってしまう可能性があります。
そのため、各種申請・提出は、日時に余裕をもって行うことをおすすめいたします。
デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)の概要
補助対象は、会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトが対象となり、EC制作での申請ができるのは、デジタル化基盤導入枠のみになります。
また、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型) は、ハードウェア購入費(PC・タブレット・プリンター・スキャナー及びそれらの複合機器)も補助対象となります。(pcやタブレットの購入費用単体では、補助対象にはなりません)
クラウド利用料も最大2年分補助されます。
デジタル化基盤導入類型では申請額により補助率や要件が異なります。下記を参考にしてください。
補助率 | 補助額 | 機能要件(※) |
---|---|---|
3/4以内 | (下限なし)~50万円以下 | 会計・受発注・決済・ECのうち1機能以上 |
2/3以内 | 50万円超~350万円 | 会計・受発注・決済・ECのうち2機能以上 |
1/2以内 | 上限額10万円 | PC、タブレット、プリンターなどの複合機器の購入(※ 単体での申請は不可) |
IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠 申請の流れ
IT導入補助金の申請の流れ、必要書類や注意点についてまとめています。
IT導入補助金への理解
公募要領を読んでいただき、補助事業について理解を深めることで申請書類を作成する際などのポイントを掴むことができます。
「IT導入支援事業者の選定」「ITツールの選択」(事前準備)
補助金の交付申請を行う準備として、まずは自社の業種や事業規模、経営課題に沿って、IT導入支援事業者と導入したいITツールの選定をします。
・構築したいECサイトでの必要な機能などの実装が可能かどうか確認をする
・採択の実績を確認する
・申請から採択後もサポート体制が整っているか確認する
※ ECサイト制作の方法は様々あり、どのカートシステムを利用するかで実装できる機能が異なります。
補助金が採択されたものの、必要な機能が実装できなかったということがないように、システム選びのサポートはもちろん、構築後の運用までを考慮してサポートしてくれるIT導入支援事業者をおすすめします。
関連記事:初めてのネットショップ ECサービスはどう選ぶ ?
各種必須アカウントなどの取得
- 「gBizIDプライム」アカウントの取得
- 「SECURITY ACTION」の実施
- 「みらデジ」の「経営チェック」
gBizIDプライムの取得ができた後に、IT導入補助金の申請マイページの開設が可能となります。
IT導入補助金は、全て「申請マイページ」から行います。
gBizIDプライムの申請・発行には2〜3週間が必要です。補助金申請をご検討の方は余裕をもって申請をしてください。
各申請サイトはこちらです。
gBizIDプライム
SECURITY ACTION
みらデジ
交付申請(IT導入支援事業者との共同作成・提出)
- IT導入支援事業者から『申請マイページ』の招待を受け、代表者氏名等の申請者基本情報を入力
- 交付申請に必要となる情報入力・書類添付
- IT導入支援事業者にて、導入するITツール情報、事業計画値を入力
- 『申請マイページ』上で入力内容の最終確認後、申請に対する宣誓を行い事務局へ提出
[ 引用: 2023年IT導入補助金公式サイト]
交付申請時に必要な書類
下記必要書類も早めに準備をしておきましょう。
1つでも抜けていると、不採択となりますのでご注意ください。
法人
- 履歴事項全部証明書(発行から3か月以内)
- 法人税の納税証明書(直近のその1またはその2)
個人事業主
- 本人確認書類 運転免許証(裏表)または住民票(発行から3か月以内)
- 所得税の納税証明書(直近のその1またはその2)
- 確定申告書B ※税務署が受領したとわかるもののみ (収受日付印が押印 or 受信通知(メール詳細) or 受付日時の印字)
※ 開業したばかりでの申請について
明記はされていませんが、上記書類は設立から1期を過ぎていないと揃えることができないことから、開業後1期以上が過ぎてからの申請が可能となります。
ここまでが申請までの流れになります。
採択後は下記の流れで進めていきます。
採択
ITツールの発注・契約・支払い(補助事業の実施)
※ 交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付を受けることができません。ご注意ください。
事業実績報告
補助事業の完了後、実際にITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことが分かる証憑を提出します。
IT導入支援事業者との共同作業となります。
・ 『申請マイページ』から事業実績報告に必要な情報及び証憑の添付を行い、事業実績報告を作成。
・ 事業実績報告が作成された後、IT導入支援事業者が内容の確認及び必要情報の入力。
・ 最終確認後、中小企業・小規模事業者等のみなさまが事務局に事業実績報告を提出。
補助金交付手続き
事業実績報告が完了し、補助金額が確定すると、『申請マイページ』で補助額を確認できます。
事業実施効果報告
『申請マイページ』より必要な情報を入力し、IT導入支援事業者の確認を経て、提出してください。
IT導入支援事業者との共同作業となります。
IT導入補助金 採択のポイント
IT導入補助金は、 一定の採択率が決まっているため、申請手続きをしても審査が通らない可能性があります。
不採択になる理由は公表されていませんが、考えられる点をいくつかあげてみます。
・ 提出した申請書類の不備
謄本の住所と違う所在地を書いてしまったという書き間違い、各種会社情報の記載漏れなど、少しでも間違いや書き漏れがあると書類不備として不採択になってしまいます。
申請者とIT導入支援者とで、申請内容を繰り返し確認をしてから申請をするようにしましょう。
・ 要件を満たしていない申請内容
それぞれの申請枠には要件が提示されています。
その要件に満たしていなければ、当然ながら審査対象から外れてしまうことになります。
・ 審査項目を満たしていない内容
審査項目が公表されており、その項目に沿った審査が行われています。
2023年 IT導入補助金デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)の審査項目
[引用:IT導入補助金2023 公式サイト]
経営課題をしっかりと把握した上で、生産性向上が実現する事業計画を作成し、経営改善ツールとして活用できるかの表明が必要となります。
実績のあるIT導入支援者を選択しましょう
弊社ではECサイト制作をご検討中の方からお問い合わせいただいた場合、IT導入補助金の申請を無償でサポートしています。
IT導入補助金の対象となるのかはもちろん、完成度の高い事業計画書、申請書類を作成いたします。
申請のお手続きから作成、また交付後のサポートまでを経験豊富な担当者が一貫して対応。
また、弊社は2018年よりIT導入補助金支援事業者として数々の企業様のご支援をさせていただいております。
その経験を活かし、採択に向けたきめ細かいサポートをしております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。